転職活動を支援する転職エージェントが増えて来ていますが、転職エージェントを利用した方が有利なのでしょうか？
必ずしも転職エージェントに登録した方が良いわけではない
現在は景気にかかわらず人手不足の業界が増えて来たこともあり、転職が比較的当たり前のことになりました。その結果、転職希望者の転職活動を支援する転職エージェントが増えて来ており、それぞれの転職エージェントには得意不得意分野があり、転職支援の方針も様々です。
転職活動を行う際、転職エージェントを利用すべきか多くに人が悩むところだと思います。転職エージェントを利用した方がよい場合が圧倒的に多いと言えますが、必ずしも転職エージェントに登録した方がよいと言うわけではありません。
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入りたい会社が決まっているのであれば、転職エージェントを使う必要はないかもしれません。
「入りたい会社が決まっている人」は、必ずしも転職エージェントを使う必要はありません。転職エージェントを通した採用活動しかしていない会社の場合は転職エージェントを使わざるを得ませんが、そうでなければ入りたい会社に直接応募した方が有利なことがあります。
転職エージェントを介して社員を採用すると求人を行った会社は転職エージェントに一定の成功報酬を払う必要があります。直接応募して来た人を採用する場合は当然成功報酬を支払う必要がないため、同じ条件の応募者から採用するのであれば、直接応募して来た人を採用しようということになります。
会社が転職エージェントに支払う成功報酬は馬鹿にならない金額です。
ただ、求人会社側からすると、転職エージェントを利用すれば、転職エージェント側で応募者をある程度まで篩に掛けてもらうことで採用活動を効率化できる等のメリットを期待して、採用は全て転職エージェントを利用しているということもあるので要注意です。
一方で、本当に入りたい会社が決まっているのであれば、その会社が採用活動を行っていようがいまいが、何らかの方法で会社に接触し、自分を売り込んでという方法も考えられます。特に営業経験者であれば、新規顧客開拓の経験を活かし希望する会社に自分を売り込むということがあってもおかしくないと思います。
企業で重視される「突破力」というのの見せ所かもしれません。
転職エージェントを利用した方が良い場合と利用するメリット
では、どんな人が転職エージェントを使うと良いのでしょうか。まず言えるのは、転職しようと考えているが、具体的に転職したい会社を決めていない人です。そのような人は転職エージェントを利用することで転職したい業界や会社が明確になったり、仮に具体的に希望する会社がなくてもどこかの会社に転職できる可能性は高まると思います。
転職エージェントを利用するメリットしては以下のようなものが挙げられます。
・転職のアドバイスをうけられる
当たり前ですが、転職支援のプロから転職に関する様々なアドバイスを受けることができます。転職エージェントは転職を成功させたときに報酬を得られる仕組みです。内定獲得のため、転職エージェントも真剣です。
・複数社の比較ができる
同業他社、全く違う業界の会社、様々な会社を転職先候補として様々な条件を比較検討することができます。
・転職に関する手間を省ける
転職希望先への応募、提出書類等のやり取り、面接日時等、転職活動では手間な作業が多々あります。これらの作業を転職エージェントに代行してもらえるのは大きなメリットです。
・会社との調整役になってもらえる
直接会社とは調整しにくい内容も転職エージェントが間に入り調整をしてくれます。直接は言いにくいこともオブラートに包みながら伝えてくれます。
・会社と対等の立場で面接に挑める
転職エージェントを利用しているということは、通常は特定の会社への入社を目指しているのではないという立場を表明していることになります。「数ある会社の中から自分を高く買ってくれる会社、自分の眼鏡にかなう会社を選んでいる」という立場で面接に挑めることになり、自分に自身のある方は会社に対してより強気な交渉を行うことも可能になります。
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