現役ビジネスパーソンが選ぶ、働きやすい会社ランキング：日本経済新聞調査結果

今、正に企業で活躍中のビジネスパーソン（ビジネスマン、ビジネスウーマン）が選んだ働きやすい会社のランキング調査結果です。

働きやすい会社ランキングの1位はパナソニック。一般的には白物家電で有名な総合電機メーカーですが、電気関連にも幅広く事業展開しており、世界で10万人近い従業員を有する大企業です。

創業者の松下幸之助の理念に基づき、人を大切にする会社という企業文化が根付いており、それが働きやすい会社ランキング1位となった大きな要因と考えられます。

働きやすい会社ランキング：現役ビジネスパーソンが選ぶランキング特集

働きやすい会社とは一般的に、福利厚生が充実している、人間関係が良好、ワークライフバランスが取れている、ホワイト企業など考え方は人それぞれです。当ページは働きやすい会社をキーワードにした関連情報を紹介しています。■求人情報保有数ダン...

本調査、以前は日本経済新聞社が働きやすい会社の調査結果をランキング形式で公表していましたが、その後に何度か形式を変更し、人を活かす会社ランキング調査となっています。

現在は、働きやすい会社や働きがいがある会社ランキング、従業員の福利厚生や待遇ランキングといった多くのランキング調査がさまざまな機関から公表されています。

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ランキングの内容は若干古いものですが、働きやすい会社ランキングの上位200社です。上位の会社はいずれもいわゆる有名企業が占めていますが、このランキング調査は任意のアンケート形式で行われるため、答えたくない会社は答える必要がありません。有名企業・優良企業と言われる中でランキング上位に顔を出してない会社は、あまりに好条件な職場環境のため、妬まれたり批判されたりすることを警戒して回答していない、なんてこともあるかもしれません。

ちなみにGoogleは社員に食事等が無償提供されたり、家に帰らずに会社で生活しても良いのでは？なんて思えるような快適な職場環境が提供されているようですが、これは家に帰らないで仕事しまくって貰うために提供されている職場環境とも言われています。

また、いわゆる有名企業･優良企業はパワハラやセクハラといった職場の問題が発生しやすいともいわれています。有名企業や優良企業は待遇や職場環境も良い場合が多く、社員は会社に残りたいという思いが強いため、人間関係が悪化したり、ハラスメント等が発生しても我慢して耐え抜こうとするため、それらの問題がなかなか解消されないとか。大した会社でなければ不満があれば社員もすぐに辞めてしまうため、悪化した人間関係が比較的容易に解消されることが多いそうです。

ランキング上位にリストラで一時期大問題になった会社が入ってますね｡｡。

働きやすい会社ランキング

順位	企業名	得点
1	パナソニック	511.16
2	日立製作所	503.55
3	東芝	503.52
4	ダイキン工業	502.86
5	ソニー	500.06
6	第一生命保険	490.51
7	富士フイルム	488.08
8	キヤノン	483.83
9	イオン	481.78
10	損害保険ジャパン	478.75
11	NTT東日本	478.21
12	シャープ	475.30
13	凸版印刷	473.60
14	日本IBM	469.34
15	三井住友海上火災保険	469.24
16	東京海上日動火災保険	469.07
17	リコー	467.25
18	信越化学工業	460.17
19	武田薬品工業	456.50
20	東レ	455.82
21	コニカミノルタホールディングス	455.73
22	富士通	455.67
23	SCSK	451.46
24	三菱電機	450.73
25	三菱商事	449.70
26	ネスレ日本	445.73
27	NEC	445.34
28	NTTコミュニケーションズ	444.31
29	サントリーホールディングス	443.65
30	帝人	442.91
31	三菱UFJ信託銀行	441.11
32	資生堂	440.82
33	日立ソリューションズ	439.49
34	大日本印刷	439.31
35	花王	437.96
36	住友商事	437.34
37	NTTデータ	436.26
38	ゆうちょ銀行	436.08
39	デンソー	435.67
40	住友化学	433.86
41	キリンビール	433.16
42	トッパン・フォームズ	432.46
43	あいおいニッセイ同和損害保険	432.22
44	NTT	431.72
45	日産自動車	431.70
46	クラレ	431.60
47	TDK	431.60
48	マブチモーター	431.13
49	積水化学工業	429.76
50	大和証券グループ本社	429.54
51	三井物産	428.46
52	郵便局会社	427.56
53	日本ヒューレット・パッカード	427.37
54	りそな銀行	427.37
55	三菱重工業	426.88
56	野村ホールディングス	426.52
57	NTT西日本	425.89
58	富士電機	425.41
59	コマツ	425.16
60	大成建設	424.94
61	パソナグループ	424.78
62	明治安田生命保険	421.82
63	アサヒビール	421.82
64	埼玉りそな銀行	419.23
65	日本生命保険	418.22
66	三菱化学	416.83
67	伊藤忠商事	416.73
68	豊田通商	415.83
69	日立システムズ	414.62
70	オムロン	412.50
71	日本興亜損害保険	411.11
72	日本精工	408.49
73	NTTドコモ	407.82
74	清水建設	406.43
75	アメリカンファミリー生命保険	405.91
76	ブリヂストン	405.06
77	かんぽ生命保険	404.36
78	富士通テン	402.70
79	村田製作所	402.57
80	積水ハウス	401.87
81	住友電気工業	399.34
82	IHI	398.91
83	富士ゼロックス	398.87
84	丸紅	397.32
85	住友生命保険	397.32
86	クレディセゾン	396.48
87	旭化成	396.12
88	NTTファシリティーズ	395.30
89	シスメックス	395.11
90	全日本空輸	394.80
91	ADEKA	394.12
92	日東電工	393.97
93	イオン九州	393.46
94	アステラス製薬	392.41
95	ユニ・チャーム	392.28
96	NECソフト	392.26
97	日本マイクロソフト	391.60
98	ニコン	391.59
99	明電舎	390.99
100	ソフトバンク	390.30
101	イオンクレジットサービス	390.12
102	SMBC日興証券	389.87
103	川崎重工業	389.49
104	三菱総合研究所	389.25
105	TOTO	388.58
106	東急コミュニティー	387.17
107	安川電機	386.91
108	NTTコムウェア	386.79
109	ディスコ	386.77
110	オリンパス	386.04
111	関西電力	385.97
112	総合警備保障	385.55
113	高島屋	382.18
114	広島銀行	380.76
115	NTN	380.70
116	新日鉄エンジニアリング	379.99
117	P&Gジャパン	379.67
118	日立建機	379.19
119	野村総合研究所	378.72
120	大林組	377.89
121	東芝テック	376.19
122	旭硝子	375.54
123	日本ユニシス	374.69
124	豊田自動織機	374.26
125	三井化学	374.01
126	ワールド	373.87
127	大日本スクリーン製造	373.78
128	共和レクシオ	372.81
129	住友ゴム工業	372.29
130	パナホーム	371.67
131	日立国際電気	370.47
132	曙ブレーキ工業	370.43
133	ヤマハ	370.32
134	PFU	369.43
135	クボタ	369.09
136	豊田合成	368.32
137	古河電気工業	368.25
138	双日	368.18
139	セイコーエプソン	367.52
140	住友林業	367.31
141	YKK	366.87
142	第一三共	366.84
143	NECネッツエスアイ	366.29
144	住友スリーエム	366.00
145	MeijiSeikaファルマ	365.02
146	出光興産	365.01
147	ベネッセコーポレーション	364.98
148	日本郵政	364.92
149	日立化成工業	364.48
150	YKKAP	363.79
151	ルネサスエレクトロニクス	363.78
152	横河電機	363.19
153	西日本旅客鉄道	362.09
154	昭和電工	362.07
155	トヨタ紡織	361.63
156	ブラザー工業	361.55
157	新光電気工業	361.53
158	東京ガス	361.36
159	静岡銀行	361.32
160	JX日鉱日石エネルギー	360.94
161	ジェイテクト	360.89
162	京都信用金庫	360.81
163	郵便事業会社	360.04
164	太陽生命保険	359.41
165	トレンドマイクロ	359.25
166	昭和シェル石油	359.10
167	島津製作所	358.32
168	九州電力	358.11
169	カネボウ化粧品	357.46
170	近畿大阪銀行	356.69
171	三菱レイヨン	356.39
172	花王カスタマーマーケティング	356.38
173	東洋インキSCホールディングス	355.47
174	日立造船	355.36
175	オリックス	355.31
176	コスモ石油	353.70
177	田辺三菱製薬	352.73
178	森精機製作所	351.97
179	日立キャピタル	350.81
180	杏林製薬	350.59
181	キャタピラージャパン	350.50
182	三菱UFJリース	350.43
183	伊藤忠テクノソリューションズ	350.40
184	西友	350.38
185	ローソン	349.57
186	パイオニア	349.56
187	ハウス食品	348.96
188	大和リース	348.95
189	雪印メグミルク	348.26
190	コクヨ	348.15
191	アボットジャパン	347.79
192	ジェーシービー	347.72
193	ニッパツ	346.38
194	三井住友銀行	345.98
195	日本郵船	345.50
196	中外製薬	345.33
197	MSD	344.49
198	リョービ	344.34
199	ミズノ	344.32
200	カネカ	343.83

日立製作所が働きやすい会社と言われる理由

日立製作所（Hitachi, Ltd.）は、日本を拠点とする多国籍の総合電機メーカーであり、エネルギー、交通、都市インフラといったものから家庭向けの白物家電まで幅広い製品とサービスを提供している大手企業です。1901年に創立され、100年以上にわたる歴史を持つ日本を代表する企業です。

その日立製作所が働きやすい会社ランキングで2位となっています。どういったところが働きやすい会社と評価されたのでしょうか。

ネット上の口コミからは、伝統ある大企業であり、従業員に対する福利厚生の充実といったところが高い評価のポイントであることが分かりますが、日本を代表する大手企業ということで法令遵守の意識が高いところも働きやすい会社として評価される大きな要因となっているようです。

日立製作所が働きやすい会社として上位にランキングされる理由としては以下が挙げられいます。

社員への投資: 日立製作所は社員のスキル向上やキャリア成長を支援するために多額の投資を行っており、継続的な研修プログラムや教育機会、専門的なトレーニングなどが提供され、社員のスキル向上が奨励されています。
ワークライフバランスの重視: 社員のワークライフバランスを重視し、柔軟な労働条件やリモートワークオプションを提供しています。これにより、社員が仕事とプライベートの両方を調和させることができる環境が整えられています。職場にもよりますが、新型コロナ感染症終息後もリモートワークが推奨されています。
多様性とインクルージョン: 多様性とインクルージョンを推進しており、異なるバックグラウンドや視点を持つ社員を歓迎し、尊重する企業風土作りに努めています。多文化な環境を作り出し、多様な人材の才能を活かすことが奨励されているそうです。
キャリアパスと成長機会: 社員に対し長期的なキャリアの機会を提供し、内部昇進を奨励しています。社内の異なる部門やプロジェクトに参加することで、多様な経験を積む機会が与えられ、個人の成長を支援しています。
オープンコミュニケーション: 日立製作所はオープンで透明性のあるコミュニケーションを奨励しており、社員の声を尊重しています。フィードバックを受け入れ、問題解決に積極的に取り組む姿勢が、働きやすさに寄与しています。

その他にもネット上の口コミでは、フレックス制度や時間給の制度が導入されており、休みたいときに休める環境にあるそうです。また、歴史と伝統があり、重厚長大産業の代表企業でもあったということもあり、良くも悪くも日本企業という企業文化であるため、横並びや年功序列的なものを好む人には非常に居心地のよい会社とのことです。

休みを取りやすいということ以外に、そもそも会社として定めている休暇が多いそうです。祝日などの関係で休みの日と休みの日の間に出社日がある場合、その出社日は休暇となり、3連休4連休とされることが多いようです。他社から転職してきた人などは休みの多さに驚くことが多いとのことで、このようなところも働きやすい会社の上位にランキングされる理由と考えられます。